FMおだわら「午前0時の歌謡祭」

2016年1月よりFMおだわら(87.9MHz)で放送開始。 歌謡曲愛好家の濱口英樹が、時にアーティストやプロデューサーをゲストに迎え、楽しいお喋りとともに歌謡曲の魅力をお届けします。 放送は毎月第3日曜24~25時(再放送:第4日曜24~25時)。 インターネットを通じて全国でお聴きいただけます!

■FMおだわら(87.9MHz)『午前0時の歌謡祭』
放送時間:毎月第3・第4日曜日24:00~25:00
パーソナリティー:濱口英樹(歌謡曲愛好家/ライター)

番組Twitter:@0jikayou
ハッシュタグ:#0時歌謡


≪今後の放送予定≫

第130回放送
Y-POP誕生!井上ヨシマサ再降臨!!
・本放送:1月18日(日曜日) 24:00 ~ 25:00
・再放送:1月25日(日曜日) 24:00 ~ 25:00

・ゲスト:井上ヨシマサさん

※井上ヨシマサさんへのメッセージ、リクエストは受け付けを終了いたしました。放送をどうぞお楽しみに!

第131回放送
デビュー40周年!西村知美からのメッセージ
・本放送:2月15日(日曜日) 24:00 ~ 25:00
・再放送:2月22日(日曜日) 24:00 ~ 25:00

・ゲスト:
西村知美さん

※番組では西村さんへのメッセージ、質問、歌唱曲へのリクエストを受け付けます。1月22日(木)正午までに番組のX(旧Twitter)公式アカウント(https://x.com/0jikayou)へのDMもしくは、E-mail:0jikayou@gmail.com までお寄せください。

第132回放送
「みっちょん降臨!芳本美代子の音楽ワールド
・本放送:3月15日(日曜日) 24:00 ~ 25:00
・再放送:3月22日(日曜日) 24:00 ~ 25:00

・ゲスト:芳本美代子さん

※番組では芳本さんへのメッセージ、質問、歌唱曲へのリクエストを受け付けます。1月21日(水)19時までに番組のX(旧Twitter)公式アカウント(https://x.com/0jikayou)へのDMもしくは、E-mail:0jikayou@gmail.com までお寄せください。

≪聴取について≫
コミュニティ放送局「FMおだわら(87.9MHz)」、もしくは、インターネットの「JCBAインターネットサイマルラジオ」を通じてお聴きいただけます。
※スマートフォンからアプリ無しで聴取可能です。
※Androidをご利用の方は、「Adobe Air」(無料)、「ストリーミング動画ビューワー」(無料)のインストールが必要となります。

SNS用

2016年1月にスタートした『午前0時の歌謡祭』は10周年を迎えることができました。10年間にお送りしたプログラムは170本(前篇・後篇の特別編成を「1」でカウントすると129本。ここまで続けることができたのは、ひとえに応援してくださるリスナーの皆様のおかげです。これからも時にゲストをお迎えし、歌謡曲の魅力をさまざまな角度からお届けしてまいりますので、11年目以降もよろしくお願いいたします。

さて、1月は大きな節目の回にふさわしい、ヒットメーカーの井上ヨシマサさんをお迎えしました。作曲家、編曲家、シンガーソングライター、音楽プロデューサー、大阪芸術大学客員教授など、さまざまな肩書きで活躍される井上さんが『0時歌謡』に登場するのは2024年8月以来2回目。前回は作家活動40周年記念アルバムの第1弾『再会 ~Hello Again~』に関する話題が中心でしたが、今回はその後リリースした第2弾『井上ヨシマサ48G曲セルフカヴァー』と最新アルバム『Y-POP』を含めた40周年プロジェクト全体のお話を伺いました。

なお、Informationコーナーには昨年デビュー40周年を迎えた芳本美代子さんが登場。番組宛てのメッセージに続いて、昨年10月に全曲が配信されたレパートリーの中から「True Love」をお届けしました。


01_それぞれの夢2025
井上ヨシマサ40周年記念アルバム第3弾『Y-POP』
発売日:2025年12月3日
仕様:CD(全10曲)

02_1カラコンウインク
井上ヨシマサ40周年記念アルバム第2弾『井上ヨシマサ48G曲セルフカヴァー』
発売日:2025年2月19日
仕様:CD(全10曲)

02_1Someday
井上ヨシマサ40周年記念アルバム第1弾『再会~Hello Again~』
発売日:2024年7月17日
仕様:CD(全10曲)

芳本美代子シングルジャケットコラージュ
デビュー40周年!芳本美代子、珠玉のポップス全曲が配信スタート!
<PLAYLIST>
01_それぞれの夢2025
01.「それぞれの夢2025」井上ヨシマサ(2025)
作詞・作曲・編曲:井上ヨシマサ
最新アルバム『Y-POP』に収録された本作はもともとレオパレス21の「一人暮らし応援しようキャンペーン」のために書き下ろした楽曲。2004年にOAが始まったときは1クールの予定だったそうですが、好評を得たことから大幅に延長され、井上さん以外にも多くの方に歌い継がれる代表曲となりました。バンドサウンドにアレンジされた最新バージョンでは新たな大サビを追加。ボーカルに加え、ギター、ベース、ドラムスの1人4役を担当しているMVにも注目です。

02_1カラコンウインク
BGM.「カラコンウインク feat. 柏木由紀」井上ヨシマサ(2025)
作詞:秋元 康 作曲・編曲:井上ヨシマサ
原曲は2024年4月いっぱいでAKB48を卒業した柏木由紀のために井上さんが提供した63rdシングル。歴代最長の17年間グループに在籍した柏木は卒業記念曲の本作で初の単独センターを務め、オリコン1位を獲得するヒットとなりました。3期生として加入した柏木とほぼ同時期にAKB48プロジェクトに参加した井上さんは、自身の40周年アルバム第2弾『井上ヨシマサ48G曲セルフカヴァー』で本作を柏木とコラボしたほか、最新アルバム『Y-POP』には彼女のために創作した「Unlimited」を収録しています。

02_1Someday
02.「EXCUSE」井上ヨシマサ with 植草克秀(2024)
作詞:及川眠子 作曲・編曲:井上ヨシマサ
40周年アルバム第1弾『再会~Hello Again~』に収録された植草克秀とのコラボバージョン。原曲は少年隊に提供した19thシングル(93年)で「飾らない、リアルな少年隊を表現したい」との想いから創作されました。井上さんとかっちゃんは同じ1966年7月生まれで、本作でも息の合ったデュエットを披露。3人で歌う原曲とは違うテイストで、新たな魅力を訴求しています。今もお互いのライブにゲスト出演するなど親交が続いており、今後はユニット活動への期待が高まっています。

02_1Someday
03.「ブルーウォーター」井上ヨシマサ with 森川美穂(2024)
作詞:来生えつこ 作曲・編曲:井上ヨシマサ
40周年アルバム第1弾『再会 ~Hello Again~』に収録された森川美穂とのコラボバージョン。1990年に森川の12thシングルとしてリリースされた原曲はNHKアニメ『ふしぎの海のナディア』主題歌として広く親しまれ、多くのアーティストにカバーされています。当時、作家事務所から独立し、「これからはやりたい仕事だけをやっていこう」と決意していた井上さんは森川の担当ディレクターから提示された“広い海”をキーワードに作曲。思うように作った曲がヒットしたことで、作家としての活動を続けることにしたそうです。ご本人いわく第2期のスタートとなった重要な作品です。

05_天使たちのシンフォニー
BGM.「天使たちのシンフォニー」楽天使(1989)
作詞:原 真弓 作曲:井上ヨシマサ 編曲:鷺巣詩郎
ともに“89年組”で、CBS・ソニー(現・ソニーレコード)からデビューした中山 忍、河田純子(現・桜華純子)、田山真美子によって結成された期間限定ユニット唯一のシングル曲です。河田と田山に楽曲を提供していた井上さんは本作のカップリングに収録されたインストゥルメンタル曲「天使たちの序曲」の作曲・編曲も担当。歌ものとは異質のクラシカルな曲想で、番組では本人にとっても印象的なプロジェクトだったことが明かされました。

06_夏色の天使
04.「夏色の天使」小川範子(1989)
作詞:川村真澄 作曲・編曲:井上ヨシマサ
本人主演のTBS系帯ドラマ『花王愛の劇場 夏色の天使』主題歌に起用され、オリコン最高8位のヒットを記録した6thシングル。当時、若きヒットメーカーとして脚光を浴びていた井上さんのもとには「マイナー調でアップテンポな曲」の発注が多数寄せられていましたが、本作は明るいコード進行で、デビュー以来、シリアスで大人びた路線が続いていた小川にとっても新しい魅力を訴求する楽曲となりました。

<Informationコーナー>
07_白いバスケット・シューズ
BGM.「白いバスケットシューズ」芳本美代子(1985)
作詞:松本 隆 作曲・編曲:井上大輔
昨年40周年を迎え、久しぶりの単独ライブやクリスマスディナーショー、同期の松本典子・網浜直子とのジョイントライブを開催するなど、音楽活動を精力的に展開した芳本美代子さんのデビュー曲。本作は早春の海辺を舞台に、少女の恋心を歌ったオールディーズ調のポップスで、オリコン22位まで上昇するスマッシュヒットを記録しました。

08_True Love
05.「True Love」芳本美代子(1986)
作詞・作曲:伊藤 薫 編曲:船山基紀
溌溂としたキャラクターと伸びやかな歌声で人気を集めた芳本さんのプロジェクトには職業作家からシンガーソングライターまで多彩な作家陣が楽曲を提供。いずれもポップスとしての完成度が高く、アルバムでも高い評価を受けました。本作はオリコン10位をマークした3rdアルバム『WING』に初収録。みっちょんのしっとりとしたボーカルが聴く者を魅了するオータムソングです。

01_それぞれの夢2025
BGM.「In Your Sky feat. 吉岡 忍」井上ヨシマサ(2025)
作詞・作曲・編曲:井上ヨシマサ
最新アルバム『Y-POP』に収録された本作はICE BOXのリードボーカルとしても知られる吉岡 忍とのコラボ曲。もともと中山美穂のために用意された楽曲でしたが、不慮の事故でそれが叶わなくなったため、追悼の意を込めて世に出ることになりました。40周年アルバム第1弾『再会 ~Hello Again~』で中山と「Rosa」(91年)をデュエットした井上さんは、ミポリンから「2025年に歌手デビュー40周年を迎えるので、また曲を書いてほしい」との依頼を受け、数曲のデモテープを送付。その中から彼女が選んだのが本作で、そのデモ音源の仮歌を歌っていたのが吉岡でした。

01_それぞれの夢2025
06.「Lonely Umbrella」井上ヨシマサ(2025)
作詞:佐藤舞花 作曲・編曲:井上ヨシマサ
最新アルバム『Y-POP』のオープニングを飾る本作はグルーヴィーなソウルチューン。疾走感のあるメロディに音楽プロデューサーのYANAGIMANから紹介された佐藤舞花が、雨の街やドライブを描いた都会的な詞を乗せています。『Y-POP』では今の自分にしか出せない生音の質感を大事にした井上さんは本作で自らドラムを演奏。もともとデュエット用に創作した楽曲で、メロディが隙間なく展開していくため、歌唱・演奏ともに苦労したそうですが、そうとは感じさせないゴキゲンな仕上がりとなっています。

01_それぞれの夢2025
07.「BANZAI」井上ヨシマサ(2025)
作詞・作曲・編曲:井上ヨシマサ
最新アルバム『Y-POP』に収録されたポップでキャッチーなメッセージソング。近年、原始的な楽器の音に惹かれている井上さんはこの曲のためにハーモニカを購入し、自ら演奏しています。19歳で作家としての活動を始めた井上さんは当初「自分でも歌える曲」を意識して創作していたものの、多くのディレクターから歌い手が歌いやすい曲を求められるうち、いつしか「自分用」と「提供用」を無意識に分けるようになっていったとか。本作は提供を前提に作ったそうですが、自分で歌ったところ意外にもすんなり歌えて新たな発見があったといいます。そういう意味ではアルバムのコンセプト“ヨシマサ流ポップス”を象徴する1曲と言えるかもしれません。

01_それぞれの夢2025
BGM.「僕の居場所」井上ヨシマサ(2025)
作詞・作曲・編曲:井上ヨシマサ
最新アルバム『Y-POP』のエンディングに配された本作は秋葉原にあるAKB48劇場がリニューアルのため2024年に閉館した際、初めて劇場を訪れたときの期待や不安を思い出しながら、感謝を込めて創作した楽曲。劇場への想いをファンと共有するためSNSで発表したところ大きな反響が寄せられたため、音盤化されることになりました。コーラスには“シアターの女神”と呼ばれるほど劇場を愛した村山彩希(2025年6月にAKB48を卒業)が参加しています。

01_それぞれの夢2025
08.「リハーサルタイム」井上ヨシマサ(2025)
作詞:川咲そら 作曲・編曲:井上ヨシマサ
最新アルバム『Y-POP』に収録されたメロウなバラード。自身の音楽人生と重なるような抒情的な詞を井上さんは抑え目のボーカルでスウィートに歌い上げています。共同プロデューサーの田村充義氏(これまでにスペクトラム、小泉今日子、とんねるず、広瀬香美、ポルノグラフィティなどを担当)が評価する中域の声が生かされた楽曲で、ボーカリストとしても新境地を開拓した楽曲となりました。

ブックレット写真コラージュ

2025年最後の放送はデビュー45周年の河合奈保子さんを特集しました。オーガナイザー濱口が初めてファンクラブに入ったアーティストということもあり、この番組で奈保子さんを特集するのは5回目。歌手別では岩崎宏美さんと並ぶ最多記録です。

その奈保子さんはTBSテレビの番組における歌唱シーンを集めた映像作品の第2弾『NAOKO ANTHOLOGY SONGS』を12月24日にリリース。第1弾の『NAOKO ETERNAL SONGS』はDVDでしたが、最新作はBlu-rayディスク4枚組のBOXで、よりクリアな映像と音声が楽しめる内容となっています。今回はその映像集の企画・制作を手がけられた映像プロデューサーの畭尾裕俊さん(TBSグロウディア)をゲストにお迎えし、制作に関するエピソードやアーティスト・河合奈保子の魅力について語っていただきました。

番組はリスナーの皆様から寄せていただいたメッセージやリクエスト曲を中心に構成。最新映像集に収められた歌唱音源も交えながら、奈保子さんの素晴らしい歌声をお楽しみいただきました。またInformationコーナーには過去4回ご出演いただいている錦織一清さんがコメント出演。初めて作詞・作曲の両方を手がけた新曲もご紹介しました。


NAOKO ANTHOLOGY SONGS ジャケット
河合奈保子『NAOKO ANTHOLOGY SONGS』
発売日:2025年12月24日
仕様:Blu-ray 4枚組
収録内容:
Disc1/in ザ・ベストテンⅠ
Disc2/in ザ・ベストテンⅡ+(プラス)
Disc3/in たのきん全力投球!+(プラス)
Disc4/awarded 日本レコード大賞+(プラス)

09_憧れのBackflip
錦織一清「憧れのBackFlip」
発売日:2025年11月22日配信リリース
公式MV:

<PLAYLIST>
01_1ヤングボーイ
01.「ヤング・ボーイ」河合奈保子(1980)
作詞:竜 真知子 作曲:水谷公生 編曲:船山基紀
メルヘンチックなデビュー曲「大きな森の小さなお家」から一転、少女の秘めた恋心を切々と表現した2ndシングル。オリコン最高13位、TBS系『ザ・ベストテン』では初めてランキングされる(10位)出世作となりました。可憐な笑顔と確かな歌唱力で人気アイドルとなった奈保子さんは各音楽祭で多くの新人賞を受賞。今回はTBS映像集『NAOKO ANTHOLOGY SONG』より、日本レコード大賞新人賞を受賞した1980年11月26日放送『速報!日本レコード大賞』)における歌唱音源をお届けしました。

02_ロンリー・ロンリー
BGM.「ロンリー・ロンリー」河合奈保子(1981)
作詞:三浦徳子 作曲・編曲:馬飼野康二
奈保子さんにとって初のベストアルバム『Angel』に収録された本作はアメリカンポップス調のキャッチーなオータムソング。随所に挿入されたシンセドラムの音色が恋のときめきと重なり、聴く者の心を弾ませます。NHKホールでの事故により、活動休止を余儀なくされていた期間にリリースされた同アルバムはオリコン5位のヒットを記録しました。2007年発売のアルバムBOX『NAOKO PREMIUM』でCD化されましたが、2025年12月現在、配信はされていません。

03_1雨のてん・てん
BGM.「雨のてん・てん」河合奈保子(1985)
作詞:福田三月子 作曲・編曲:中村勝彦
1985年6月~7月に『NHKみんなのうた』で放送された本作は、子供の視点で雨の日の過ごし方を描いた、ほのぼのソング。テレビ映像の挿絵はロッテ「小梅」のイラストなどで知られる林静一が手がけています。作詞の福田三月子はのちの真名杏樹。長らく音盤化されていませんでしたが、2009年発売のライブアルバムBOX『NAOKO LIVE PREMIUM』のボーナストラックとして初CD化されました。

04_1ラブレター
02.「ラブレター」河合奈保子(1981)
作詞:竜 真知子 作曲:馬飼野康二 編曲:若草 恵
NHKホールでの番組リハーサル中、降下していたセリに誤って転落した奈保子さんが、約2ヶ月の入院・療養期間中に極秘でレコーディングした7thシングル。大怪我を乗り越え、笑顔で頑張る姿に多くのファンが熱狂しました。ストリングスとブラスを多用したドライブ感溢れるサウンドで、コンサートでは会場全体が盛り上がる定番曲としてお馴染みのナンバーです。オリコンでは11位、TBS系『ザ・ベストテン』では6位まで上昇。今回はTBS映像集『NAOKO ANTHOLOGY SONG』より、82年1月14日に7位で出演した『ザ・ベストテン』における歌唱音源をお送りしました。

05_1愛をください
03.「愛をください」河合奈保子(1982)
作詞:松宮恭子、伊藤アキラ 作曲:松宮恭子 編曲:若草 恵
デビュー以来、シングルA面では初めて全編マイナー調となった8thシングル。奈保子さんは少女のひたむきな恋心をトレードマークの笑顔を封印して歌い切り、オリコン7位、TBS系『ザ・ベストテン』では6位をマークするヒットに結びつけました。今回はTBS映像集『NAOKO ANTHOLOGY SONG』より、82年4月1日放送『ザ・ベストテン』で9位に初登場したときの歌唱音源をお楽しみいただきました。

06_マーマレード・イヴニング
BGM.「マーマレード・イヴニング」河合奈保子(1983)
作詞:売野雅勇 作曲:小田裕一郎 編曲:大谷和夫
1983年の奈保子さんはLPの片面5曲を1人の作家に委ねるスタイルでヒットを連発。竹内まりや、来生たかお、石川優子などニューミュージック系のシンガーソングライターからも提供を受けることで音楽の幅を広げていきました。本作を収録した7thアルバム『HALF SHADOW』はオリコン最高2位のヒットを記録。A面の全作詞を手がけた売野は2023年に発売された作品集のセルフライナーで、タイトルの意味を「マーマレードのような夕映えから始まる夜」と解説しています。

07_1Invitation
04.「Invitation」河合奈保子(1982)
作詞・作曲:竹内まりや 編曲:大村雅朗
小悪魔的なヒロインを描いた前作「けんかをやめて」とは対照的に、いじらしい乙女心を歌った11thシングル。思いを寄せる彼の部屋に初めて招かれたときのときめきや戸惑いを奈保子さんはしっとりと丁寧に歌い上げています。メジャースケールのミディアムバラードで、オリコン8位、TBS系『ザ・ベストテン』では最高6位のヒットを記録。今回はTBS映像集『NAOKO ANTHOLOGY SONG』より、82年12月30日放送『ザ・ベストテン』で10位に初登場したときの歌唱音源をセレクトしました。

08_1ハーフムーンセレナーデ
05.「ハーフムーン・セレナーデ」河合奈保子(1986)
作詞:吉元由美 作曲:河合奈保子 編曲:瀬尾一三
香港やベトナムでカバーされ、近年ではスタンダードソングとなっている26thシングル。JASRAC(日本音楽著作権協会)が発表した2024年の「国内作品/ 外国入金部門」の分配額では7位にランキングされています。1984年頃から曲を書き始めた奈保子さんが初めてシングルA面を手がけた楽曲でオリコン6位、TBS系『ザ・ベストテン』で7位を獲得。以後、奈保子さんはシンガーソングライターとしての活動に移行します。今回TBS映像集『NAOKO ANTHOLOGY SONG』より、は86年11月30日に放送された『ロッテ歌のアルバムNOW』における歌唱音源をお届けしました。

<Informationコーナー>
09_憧れのBackflip
06.「憧れのBackFlip」錦織一清(2025)
作詞・作曲:錦織一清 編曲:富田 謙
『午前0時の歌謡祭』のゲストにこれまで4回お迎えしている錦織一清さんの最新曲。還暦の誕生日のちょうど半年後にあたる11月22日に配信リリースされました。錦織さんが作詞・作曲の両方を手がけるのは本作が初めて。若い頃の酷使による股関節の痛みから、靴下が上手く履けない現況を明るく笑い飛ばすように歌っています。

10_THROUGH THE WINDOW
BGM.「THROUGH THE WINDOW~月に降る雪~」河合奈保子(1985)
日本語詞:売野雅勇 作曲:Peter Beckett 編曲:Tom Keane & Humberto Gatica
オリコン、『ザ・ベストテン』ともに最高7位を記録した23rdシングル。米国のロックバンド、スターシップのボーカルとしても活躍したグレイス・スリックが1984年に発表した作品の日本語カバーです。専属バンド(NATURAL)とコーラス(MILK)を従え、パワフルなボーカルを聴かせる奈保子さんのロックシンガーぶりが注目されました。

11_AS LONG AS WE'RE DREAMING
07.「AS LONG AS WE'RE DREAMING-夢が過ぎても-」河合奈保子(1984)
日本語詞:売野雅勇 作曲:Al Mckay, David Bryant, Tony Haynes 編曲:Baba Jones Bull
奈保子さんにとって初の海外録音盤となった9thアルバム『DAYDREAM COAST』のエンディングを飾るAORナンバー。ロサンゼルスでレコーディングされ、演奏にはTOTOのジェフ・ポーカロ、マイク・ポーカロ兄弟、世界的ギタリストのマイケル・ランドウなど、現地の一流ミュージシャンが参加しています。

12_ヘミングウェイのダンスホール
08.「ヘミングウェイのダンスホール Christmas Memories」河合奈保子(1986)
作詞:吉元由美 作曲:河合奈保子 編曲:瀬尾一三
初めて奈保子さんが全作曲を担当した13thアルバム『Scarlet』に収録されたクリスマスソング。当初は「クリスマス・メモリーズ」のタイトルで、自身がパーソナリティを務める『MBSヤングタウン』やコンサートで披露されていました。ジャジーなサウンドやタップの靴音が古き良きアメリカを感じさせるノスタルジックなナンバーです。

13_Wings of My Heart
09.「Wings of My Heart」河合奈保子(1993)
作詞・作曲:河合奈保子 編曲:西平 彰
奈保子さんがセルフプロデュースした18thアルバム『engagement』に収録されたラブバラード。共同プロデューサーを務めた吉元由美によると、同アルバムは等身大の女性の日常や気持ちを素直に表現するというコンセプトで制作されたそうです。詞も奈保子さんが書いた本作は2025年9月に公開されたSFサスペンス映画『TSUSHIMA』の主題歌となり、再び脚光を浴びました。

14_1霧情
BGM.「霧情(Till the end of time)」河合奈保子(1990)
作詞:相良好章 作曲:河合奈保子 編曲:ミッキー吉野
ミッキー吉野がプロデュースした17thアルバム『ブックエンド』に収録後、33rdシングル「眠る、眠る、眠る」のカップリングにも収められたボサノバタッチの1曲。テレビ東京系『月曜・女のサスペンス』列島縦断事件シリーズ(第2期)のエンディングテーマに起用されました。奈保子さんは哀愁を帯びたファルセットでリスナーをミステリアスな世界へと誘います。

15_1デビュー
10.「デビュー~Fly Me To Love」河合奈保子(1985)
作詞:売野雅勇 作曲:林 哲司 編曲:鷺巣詩郎
「初心に帰る」という想いを込めて、5周年記念曲としてリリースした21stシングル。劇場版アニメ『ルパン三世 バビロンの黄金伝説』の主題歌に起用された「MANHATTAN JOKE」との両A面シングルで、念願の1位を獲得しました。今回はTBS映像集『NAOKO ANTHOLOGY SONG』より、日本レコード大賞の金賞を受賞した1985年11月20日放送『速報!日本レコード大賞』)における歌唱音源をお送りしました。

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